【銘柄分析】テスラ (TSLA)を深掘りして投資戦略に差を付けよう!

米国株投資

はじめに

こんにちは、副業米国株投資家のMoiです。
このページでは今最も話題の銘柄と言っても過言ではない、テスラ(TSLA)の銘柄分析をしたいと思います。
銘柄分析を行うことで、その銘柄の株価がなぜ上昇しているのかを解き明かしたいと思います。

ちなみに、これまでに私が行ってきた銘柄分析の記事は下のリンクのページに一覧としてまとめております。

企業概要

セグメントには、自動車、及びエネルギー生成と貯蔵が含まれる。
自動車セグメントには、電気自動車の設計・開発・製造・販売・リース、及び自動車規制クレジットの販売が含まれる。
エネルギー生成と貯蔵セグメントには、太陽エネルギー生成とエネルギー貯蔵製品の設計・製造・設置・販売・リース、その製品に関連するサービス、及び太陽エネルギーシステムインセンティブの販売が含まれる。

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テスラが電気自動車を販売していることは言うまでもありませんが、エネルギー関連のビジネスを行っていることを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
自動車もエネルギーも環境対応によるインセンティブも収益の一部となっているようですね。
これはざっくり言うと、CO2削減量に応じたインセンティブがCO2排出量の多い企業から支払われるシステムになっています。

決算発表

テスラの決算発表の情報はこちらから確認することができます。

自動車部門

上の図は自動車部門の決算をまとめた資料です。
概ね四半期毎の売り上げは大きく増加している傾向にありますが、20年Q4と21年Q1を比較すると、売り上げは減少しています。
ただし、粗利益(gross profit)およびその利益率(gross margin)はしっかりと増加しているので、それほど心配する必要はないかもしれません。

全部門合計

上の図は自動車部門に加えてエネルギー部門等、全ての事業を合算した数字です、20年Q4と比較すると、今期の売上は同じく減少していますが、利益率は上昇しております。

自動車販売台数

上の図は四半期毎のテスラのグローバルでの自動車販売台数です。これを見ると、コロナ禍で経済が完全に停止していた20年Q2に一度台数が減少しているものの、それ以外の期間においては順調に台数が伸びていることが分かります。
気付いた方もいるかもしれませんが、販売台数は増加しているのに、21年Q1の売り上げは減少していますよね?
その理由は次に示す数値で分かります。

上の表は車種別の生産台数(Production)および販売台数(Deliveries)を四半期ごとに明記したものです。
これを見ると、今期はモデルSおよびモデルXを1台も生産しておらず、モデル3およびモデルYの生産に集中しており、販売台数にも同じ傾向が見られます。

Model Sの価格

Model 3の価格

上の図はModel SとModel 3の価格を比較したものです。
Model Sは最低でも1000万円以上しますが、Model 3は最安モデルですと400万円台で購入できます。
もちろんグレードはModel Sの方が上ですが、Model 3の方が新しいモデルで、生産、販売台数で見てもModel 3、 それからModel 3をベースにSUV化したModel Yに重点を置き始めたことが分かります。
生産・販売台数が伸びても、売り上げは減少したのは、販売価格の高いモデルから安いモデルにシフトしたためですね。
一見悪いことのように聞こえますが、利益率はしっかりと増加していることから、Model 3や Model Yの方が1台あたりの利幅を大きいと考えられます。

ちなみに、テスラのエネルギー事業について補足させていただくと、同社はPowerwallと呼ばれる、太陽光発電と蓄電設備をセットにしたシステムを販売しております。
こちらの収益は全体の10%強と言った所ですので、まだまだこれから伸ばしていこうとしている事業だと思います。
昨今、各国ともにカーボンニュートラルに向けて太陽光発電を増やそうとしていますので、この事業も将来有望と言えます。
また、Powerwallで発電した電力をテスラの電気自動車に充電することで、電気代を節約でき、電気自動車事業との相性も良いと言えます。

また、テスラはエアコン事業にも参入しようとしているとの情報もありますが、ここでは説明を省かせていただきます。

気になるニュース

続いて気になるテスラの昨今の動向を見ていきたいと思います。
興味のない方は読み飛ばしていただいても構いません。

テスラ、米国で約6000台をリコール 株価3%超安 【21年6月3日】

米電気自動車大手テスラは、ブレーキ・キャリパーのボルトが緩み、タイヤの空気圧が低下する可能性があるとして、米国で約6000台をリコール(回収・無償修理)する。テスラが米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出した資料で明らかになった。
これを受け、テスラ株価は3.3%安の603.15ドル

ロイター

テスラはまだ未成熟な自動車メーカーですので、この手の品質問題が起きる頻度は高いと思います。
ただ、会社が潰れるような事態になる可能性は極めて低いと思いますので、長期保有を考えている方は、逆に買い時かもしれません。
ただし、リコール費用が巨額になり、利益を大きく圧迫する場合、決算発表日に値を下げる可能性もあるので注意が必要です。

テスラ車、供給網の圧力で値上がり マスク氏ツイート【21年6月1日】

自動車関連ニュースサイトのエレクトレックによると、テスラは5月に「モデル3」と「モデルY」の価格を引き上げた。テスラ車の段階的な値上げはここ数カ月間で5回目という。

ロイター

材料費が高騰して、各社ともに厳しい状況は共通ですが、他社はそれほど頻繁に値上げは行っていないと思います。
現時点ではテスラの供給よりも需要が上回っているので、値上げしても問題ないと思いますが、頻度が多すぎるとやや企業イメージとしては良くないですよね。

テスラ車、安全性の最高推奨失う レーダー除去のシステム変更で 【21年5月28日】

電気自動車(EV)大手テスラが半自動運転システム「オートパイロット」をカメラのみの搭載に移行させるとして、「モデル3」と「モデルY」からのレーダーセンサー取り外しを発表したことが波紋を呼んでいる。消費者への影響力の強い自動車評価機関や専門誌が相次ぎ、最上位だった格付けを引き下げるなどの評価変更に踏み切った。

ロイター

技術的なことは分かりませんが、消費者からすれば、同じ価格なら装備が充実していた方が良いので、値下げをしないままレーダーセンサー搭載を止めている場合、良い印象は与えないですよね。
オートパイロットはテスラが人気になった目玉機能なので、この機能の評判が落ちてしまうと、値下げ圧力になりますね。

米フォード、EV投資を3割強拡大 株価5年ぶり高値

米フォード・モーターは26日、バッテリー開発を含む電動化に向けた2030年までの投資目標を従来の220億ドルから300億ドル超に引き上げると発表した。30年までに世界の全販売台数の40%を電気自動車(EV)にすることを目指す。
株価は6.8%高と約5年ぶりの高値を付けた。

ロイター

意外と怖いのが他社の追随ですね。
他社も電気自動車や自動運転に力を入れていますし、テスラが油断していると、すぐに追いつかれるリスクがあります。
テスラは販売車が電気自動車のみであること、優れた自動運転機能を有していること。これら2つの分野で先行していることが株高に繋がっているはずですが、他社も横並びになった場合、テスラの独自性が無くなったと判断され、株価が大きく下落するリスクがあると思います。
むしろ割安になっている既存の自動車メーカーの株を株チャンスかもしれませんね。

アナリスト分析

Simply Wall Stというサイトのアナリスト分析のポイントを下記にまとめています。
銘柄選定におけるプラス要素、マイナス要素をそれぞれ記載しております。

Simply Wall Stというサイトのアナリスト分析のポイントを下記にまとめています。
銘柄選定におけるプラス要素、マイナス要素をそれぞれ記載しております。
詳細をご確認されたい場合は、リンク先をご覧ください。
無料でも毎月5銘柄のアナリストレポートを見ることができます。

プラス要素

大きな成長が期待できる

アナリストレポートでは将来も継続的な事業規模拡大が見込めると判断されています。
直近3年以内の利益の成長率は年率30.6%に達すると書かれており、今後の成長にも大いに期待できそうです。
ただし、自動車業界全体の利益成長率が平均で32.6%と予想されており、テスラはその平均を下回っていることから、突出した成長を期待されているわけではないようです。

財務状況が大きく改善している

レポートでは債務が総資産額を超えている状態、いわゆる債務超過の状態が続いていたのですが、20年中ごろから債務が減少し、かつ、総資産が大きく上昇する流れに変化しており、財務状況が急速に改善しているとのことです。
21年Q1の決算では総資産に占める債務の比率が30%程になっており、100%超えの状態から大きく減少しているようです。

マイナス要素

配当が0$

成長株では普通だとは思いますが、配当がないことがデメリットとして挙げられています。
個人的にはここは特に問題だとは思っていないので、これ以上ここで説明はいたしません。

適正株価よりもかなり割高な株価になっている

レポートを見ると、現在の株価は適正株価よりも320%程高めになっているようです。
ただし、適正株価というのは厳密に決められるものではないですし、人気の成長株は基本的に割高と言われる水準で推移するのが普通ですので、ここもテスラの株を保有している人であれば、想定の範囲内でしょう。

まとめ

以上、テスラの銘柄分析でした。まとめると、

  • 今後も継続的な成長が見込まれ、財務状況も改善している
  • 超有名企業になり、株価は大きく割高な水準と言える

と言った所でしょうか。

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以下はリアルタイムの情報を掲載しておりますので、参考までにどうぞ。

株価チャート

ファンダメンタルデータ

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