【世界中で急拡大中の決済サービス!】「Square (SQ) 」銘柄分析|ビジネスモデル、財務状況、アナリスト予測について解説します!(2021年第1四半期版)

米国株投資

はじめに

こんにちは、副業米国株投資家のMoiです。
このページではTwitter CEOのジャック・ドーシーが立ち上げた企業として注目を集めたSquare(SQ)の銘柄分析をしたいと思います。
銘柄分析を行うことで、その銘柄がなぜ注目されているのかを解き明かしたいと思います。
この記事を読むことで、

  • この企業がどのようなビジネスを展開しているかが理解できる
  • 決算発表を見ることで、この企業の経営状況を把握できる
  • アナリストが予想する株価を見ることで、この企業への投資判断の参考にできる

ちなみに、これまでに私が行ってきた銘柄分析の記事は下のリンクのページに一覧としてまとめております。

企業分析結果一覧

それでは見ていきましょう!!

企業概要

Squareが提供するサービスは大きく2つに分けることができます。
1つ目は、飲食店、カフェ、サロン、アパレル、交通、薬局、イベント、デリバリー、ホテルなどさまざまな店舗向けの決済サービスです。
2つ目はCash Appと呼ばれる、個人送金・ビットコイントレード・株式投資等を行えるスマホアプリです。
それぞれのサービスについて詳しく見ていきましょう♪

店舗向け決済サービス


本サービスでは、店舗の事業主がSquareのシステムにアカウント登録し、決済用端末を購入するだけでサービスを利用することができます
公式ホームページによると、決済用端末は3種類展開されています。
1つ目がSquare Terminalと呼ばれる端末で、これを導入すれば様々なキャッシュレス決済に対応できます。日本では\46,980で販売されています。

引用:Square


2つ目がSquare Standと呼ばれる端末で、手持ちのiPadと繋ぐことで、1つの決済端末として動作します。日本では\32,980で販売されています。(iPadは含まれません)

引用:Square

3つ目がSquare Readerと呼ばれる端末で、手持ちのスマホやタブレットに繋ぐことで、1つの決済端末になります。
小型の端末でカードリーダーによる決済だけでなく、クレジットカードのタッチ決済や電子マネーの決済にも対応しています。

引用:Square

そして、Squareが提供するサービスのソフトウェアは無料で利用できます。そしてSquareのメインの収益源となるのが決済手数料です。
決済方法によって手数料が異なっており、それぞれ以下のようなパーセンテージで手数料を受け取ります。

  • Visa、Mastercard、American Express、 Discover、Diners Club International、および交通系電子マネー(PiTaPaを除く)での決済手数料:3.25%
  • JCBでの決済手数料:3.95%
  • QUICPay、iDでの決済、手入力決済、ブラウザ決済の手数料:3.75%

これらの比率がどのように決められているかは不明です。ただお店からするとJCBカードは使って欲しくないでしょうね(笑)

そして、Squareのサービスを導入することによる便利な機能としてPoSレジというものがあります。
PoSとはPoint of Salesの略で、日本語では、販売時点情報管理と呼ばれます。
商品やサービスの決済が行われると同時にその商品に関する情報を記録し、商品売り上げ情報の把握や、在庫を管理するためのシステムを指します。
公式ホームページでは以下のような利点があると書かれています。

無料のレポート機能でビジネスの全容を把握

売れ筋商品、よく売れる時間帯、売上に一番貢献しているスタッフなど、経営に必要なデータがリアルタイムで把握できます。

店舗や従業員が増えてもアカウント一つで管理可能

レジの台数が増えても、店舗や従業員が増えても大丈夫です。一つのアカウントで、いつでもどこでも各店舗の状況を把握できます。

ネットショップと連携可能

Squareで開設したネットショップなら、注文や売上、在庫数などの情報が自動で同期され、一括で管理できます。

Cash App

もう一度振り返ると、Cash Appは、個人間送金・ビットコイントレード・株式投資等を行えるスマホアプリです。
そして、個人送金はもちろん、銀行口座間の送金も数秒で完了します。
このアプリでは個人間の送金、本アプリと銀行口座間の送金、株式投資それぞれの手数料が無料です。
また、株式は1$から購入することができます。いわゆるミニ株ですね。

引用:App Store

Cash Appの主な収益源は、アプリのユーザーがCash App経由で決済を行った場合、その店舗から得られる決済手数料、それからユーザーがビットコインを購入する際の購入手数料となっております。
Wall Street Journalによると、Cash Appが普及した背景として、政府の景気刺激策による現金給付や失業手当を同アプリで簡単に受け取れるようにしたことが追い風となったとのことです。

補足ですが、SquareをはじめとしたFintech業界の分析を行った記事もありますので、併せてご覧いただくと、より深く理解できるようになると思います♪

以上、Squareのビジネスについて解説させていただきましたが、概ね理解できましたでしょうか?
ここからはいよいよスクエアの決算発表について深堀りしていきたいと思います。

決算情報

まず、Squareの最新決算発表はこちらのサイトで確認できます。お時間のある方はご自身でご確認することをおススメいたします。
また、これまでの会計情報を見たい場合は、Investing.comが見やすいです。

損益計算書

上の図は損益計算書の中から、売上総収益、営業利益、営業利益率を抜粋したグラフです。本業の経営状況はこれらの値を見れば概ね傾向が理解できると思います。
売上総収益は総売上高から売上原価を指しいた値で、粗利とも言われます。
営業利益は売上総収益から営業費用を差し引いた後の利益で、これが本業の儲けとして一般的に見られております。
営業利益率は営業利益÷売上高で計算され、この値が高いほど、効率よく本業で儲けを出していることを意味しております。
これらの情報からSquareの経営状況を推察すると、

  • 売上総利益は概ね上昇傾向にあり、事業が順調に成長している
  • 営業利益は20年6月期は赤字だったが、20年9月からは黒字に転じている。
  • 利益率は1%台で推移しているため、現時点では利益率としては低い水準

引用:Square

上の図はSquareの最新決算で掲載されている、事業別の粗利の推移を示したグラフです。
青い部分が店舗向け決済サービスの粗利、緑の部分がスマホアプリのCash Appの粗利を示しています。
店舗向け決済サービスによる粗利は順調に成長を続けており、Cash Appの粗利は2019年頃から急速に伸びています。
2020年はこれら2つのサービスがほぼ同等の利益を上げており、メインの収益源が2つあることは今後のビジネスの安定性として大きなメリットですね。

キャッシュフロー

上の図は営業、投資、財務それぞれのキャッシュフロー(CF)の推移を表した図です。
営業CF(青)は本業におけるお金の出入りを示しており、プラスの値であれば、本業で収益を上げていることを示しています。
投資CFは設備投資への資金や有価証券の売買等、資産運用によるお金の増減を表します。基本的にはマイナスの値になっており、一概にこれがいいという見方はありませんが、会社が成長期にある時は投資CFのマイナス幅が大きいとしても、今後の成長へ積極投資していると見られます。
財務CF(赤)は営業活動や投資活動を維持するための資金の調達や返済を示した項目です。
ちなみに自己株式の売買は財務CFに含まれます。
財務CF(黄)がプラスであるということは銀行や投資家から評価されており、順調に資金調達ができていることを意味しています。
これら3つのCFを合算したものが現金の増減(緑)になります。(厳密には為替変動の影響も含めます)
以上踏まえて、SquareのCFを見てみると以下のことが分かります。

  • 営業CFは他のCFに比べると規模が小さく、21年3月期はマイナスに転じていることから、本業での収益性は現時点では安定していない。
  • 投資CFは20年は概ね増加傾向だったが、21年3月期は減少しており、今後の成長性が懸念点。
  • 財務CFも20年増加傾向だったが、21年3月期は減少しており、資金調達が停滞している印象がある。

ちなみに財務CFが大きく減少していますが、これまでは社債発行による資金調達が大きなウェイトを占めていましたが、この社債発行額が大きく減少することが起因しております。

賃借対照表

上の図は四半期毎の流動比率の推移を示したグラフです。
流動比率は流動資産÷流動負債で計算される値です。賃借対照表からは基本的にこの流動比率をチェックしています。
流動資産とは現金預金、受取手形、売掛金、棚卸資産など基本的に1年以内に現金化される資産を指しており、流動負債は買掛金、未払金、借入期間が1年以内の短期借入金などを示しています。
流動比率とは即ち、1年以内に返済しなければならない借金と比較して、どれくらい手元に資金的余裕があるかを示しております。
この流動比率は短期的な企業経営の安全性を評価するためによく用いられます。この値が1.0を下回ると短期的な借入金の返済ができないことを意味しており、資金繰りに問題があると判断されます。また一般的に流動比率が2.0を超えていれば、安全と言われています。
Squareの流動比率を見ると、概ね1.7くらいで推移していますね。2.0には届いていないものの、資金繰りには問題はないと判断してよい水準だと思います。

アナリスト予測

続いて同社の将来的な収益性や株価の推移について、アナリストがどのような予測を立てているかを紹介いたします。
現在私が利用しているのは、WALLSTREETZENというサイトで、英語サイトしかありませんが、無料とは思えないほど、個別銘柄に対する詳細な分析データを見ることができます。
ちなみにこのサイトではゴールドマンサックス、JPモルガン、モルガンスタンレー、バンクオブアメリカ等、名だたる金融機関のアナリストの予測を元にした情報を提供しております。

売上高予測

引用:WALLSTREETZEN

上の図はアナリストが予測するSquareの将来売上高予測です。
点線部分が予測値となっており、一番上が最も楽観的なアナリストの予測、一番下が最も悲観的な予測、真ん中がアナリスト予測の平均値です。
これを見ると概ね成長を継続しそうですが、成長スピードとしては鈍化する見込みのようです。

EPS予測

引用:WALLSTREETZEN

上の図はEPS(一株当たりの利益)の将来の推移を示したグラフです。
これを見ると、平均的な予測でも一度EPSが落ち込むことを予測されていますね。
21年3月期決算でも利益の減少傾向が出ていたため、それが嫌気されているのでしょうか。

株価予測

引用:WALLSTREETZEN

上の図はアナリストが予測する将来株価の推移を示したグラフです。
これを見ると楽観的な予測と悲観的な予測のバラツキが大きく、将来を見据えにくい状況になっているようです。
Squareに投資を検討している人にとっては難しい展開ですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました♪

まとめ

以上、Squareの銘柄分析でした。まとめると、

  • 事業規模は継続して拡大しており、今後もさらに成長することが期待できる
  • 現状利益率が低い、もしくは赤字の状況が続いている状況を改善できるかが課題
  • 将来の株価予測はアナリストによってバラツキが大きく、投資し辛い状況

といった所でしょうか。


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