【企業分析】米国小売系企業:”SCVL”を深掘りして投資戦略に差を付けよう!

米国株投資

はじめに

こんにちは、副業米国株投資家のMoiです。
このページでは私が買付したシュー・カーニバル(SCVL)についての企業分析をしたいと思います。
企業分析を行うことで、その銘柄の株価がなぜ上昇しているのかを解き明かしたいと思います。

ちなみに私が保有している銘柄の運用状況はこちらで確認いただけます。

企業概要

シュー・カーニバル(Shoe Carnival, Inc.)は家族向け靴の小売会社である。【事業内容】同社は米国約30の州とプエルトリコで小売店を通じて履物および関連製品を販売する。また、電子商取引サイトwww.shoecarnival.comでオンラインショッピングを提供する。製品には、ドレスやカジュアルシューズ、サンダル、ブーツ、女性用、男性用、子供用、運動用一般的スポーツ用品が含まれる。履物に加えて、店舗は、靴下、ベルト、靴ケア用品、ハンドバッグ、スポーツバッグ、バックパック、宝飾品、スカーフ、財布などのアクセサリーアイテムを提供する。同社はランニング、バスケットボール、フィットネスシューズなどの機能によって運動靴を分類する。

Reuters

靴=アウトドアですので、コロナが収束した後に外出が増え、靴の需要が増えるという見込みから株価が上昇しているんでしょうね。
ちなみにオンライン販売ストアも見てみましたが、靴とアクセサリーに特化したZOZOTOWNというような印象でした。
メーカー直販ではないにも関わらず、靴とアクセサリーだけで成立するとはさすが米国市場規模は大きいですね。

決算情報

ちなみにSCVLの決算情報はこちらで確認することができます。

Shoe Carnival, Inc. - Financials - Quarterly Results

全て解説すると長くなるので、重要なポイントだけ見ていきましょう。
まず、Net Salesです。純売上高を意味しており、総売上高から値引きや売上戻り(返品)などを差し引いた値を指しています。
ここでは、シンプルにどのくらいの売り上げになったかくらいで見ていれば十分だと思います。
このNet Salesについては前年同期比から大きく伸びていますね。昨年のこの時期はコロナ真っただ中だったので当然かもしれませんが。

続いてNet income(loss)を見てみましょう。純利益(損失)を表しており、()で囲まれた数字の場合は赤字を意味しております。
SCVLは前年同期比に大きな赤字を出しておりますが、今期は補って余りある利益を出していますね。
これから夏や秋の行楽シーズンになると、さらに靴の需要は増えていくと考えられます。

続いてNet income/ (loss) per shareは一株当たりの利益、Weighed average sharesは加重平均株価のことで、株式分割をあるタイミングで行った場合、分割前と分割後それぞれ株式数や株式分割後の期間を使い、加重平均を取った値を用いるそうです。
何言っているか分かりませんよね?(笑)私も詳細までは把握できておりませんので、厳密に決算を分析したいという方以外はシンプルにただの株価として見ても問題ないと思います。
BasicとDilutedとは普通株以外に将来普通株に変換することのできる転換社債やワラント債、ストックオプションなどを含めて計算するか否かの違いです。
Basicはそれらを含まない、普通株だけの値。Dilutedは含めた値を意味しています。
この辺も厳密に見始めるとキリがないので、Net income/(loss)については、BasicもDilutedも黒字になっており、前年同期比より成長している。株価も同様に前年より成長していることが分かれば十分かと思います。

第1四半期についての企業コメントまとめ

  • 四半期純利益は4,320万ドル、1株当たり純利益は3.02ドルを記録。第1四半期の収益だけで、2020年通年の収益を上回る。
  • 四半期純売上高は3億2850万ドル、店舗売上高は125.8%増加
  • 四半期粗利益1億3,020万ドル、四半期粗利益率39.6%共に記録的な水準
  • Eコマースの売上高は2020年度と比較して11.8%、2019年度と比較して191.3%増加
  • 2021年5月1日現在、現金および現金同等物は1億7,460万ドルで、未払いの債務はなし

今期の営業状況は順風満帆のようですね。アメリカはワクチン接種率が順調に伸びておりますので、今後もこの流れは継続すると思います。
Eコマースの売上高が成長を続けているのもプラスのポイントですね。

企業の強味分析

こちらのプレゼンテーション資料から分析をしたいと思います。

CAGRとはCompound Average Growth Rateの略で、年平均成長率を表しています。
2000年を基準として、年平均5%の水準で成長しています。劇的な拡大というわけではないと思いますが、着実に成長しているという印象で、ブレが少ない分、長期的に株を保有したいと思わせる成長ですよね。

続いて、実店舗の展開状況です。アメリカ35州とプエルトリコで383店舗を展開しているようです。
内陸部に店舗を多く構えている傾向がありますね。
“Future: room to grow nationwide”と書いてある通り、白く塗られた州には店舗がありません。このエリアに新たな店舗を出店できれば更なる成長に繋がりますね。

もう1つ特徴が出てきました。約95%のシューカーニバルの店舗は大型ショッピングモール(power strip center)で出店しているようです。
個人的にはこの経営判断は素晴らしいと思いました。
大型ショッピングモールであれば、安定した集客が見込めますし、自社で店舗用の土地の確保や店舗の設営をする必要がなく、単独で店舗を出店するよりもリスクが低いと思います。
靴という生活必需品も大型ショッピングモールと相性の良い商品だと思います。

続いてシューカーニバルの顧客層についてです。
SHOE PAERKSというのはシューカーニバルが運営するEコマースのサイトです。

すでに全売上高の70%はEコマースで生み出しているしてるようです。前述している通り、Eコマースの売り上げはどんどん成長しているので、メインとなる収益源が成長しているのはプラスですよね。
ETHNICICTYという項目は人種別の顧客構成と言った所でしょうか。Caucasianは白人を意味しております。すなわち顧客の2/3は白人ということになりますね。
それ以外の人種が1/3となっておりますが、長期的に見ると、白人以外の人種の比率がアメリカでは増えていくと言われておりますので、その層の顧客を増やしていけるかが、今後の課題となりそうです。

関連ニュース

Yahooファイナンス(英語版)にSCVLの決算についての評価に関する記事がありましたので、ポイントだけ抜粋しますね。

  • シューカーニバルの財務パフォーマンスは満足できる
  • ROEが高く(20%越え)、今後の成長に期待できる

ROEはReturn on Investmentの略で自己資本利益率のことで、ざっくり言うと会社の資本(≒株主の資本)に対してどれだけ利益を出せているかを示している指標です。

ROEは10%以上あれば良いと言われているようで、シューカーニバルは22%になっているので、そこをプラス評価しているようです。

アナリスト評価

こちらのサイトに書かれているアナリストの評価を紹介いたします。Simply Wall Streetのアナリスト評価はYahooファイナンスにも利用されています。それによると、

良い点

  • 直近1年の営業利益の成長率が非常に高い(473%)
  • PERの値が12.9と市場平均の19.6よりも低く、割安である

目を引くのはやはり、利益の成長率ですね。ただ、前年同期はコロナによるロックダウン真っ只中だったので、参考値程度に見ておいた方がいいと思います。

リスク

  • 過去3か月の間にインサイダーの売りが多い

ということで、インサイダーの売りが多いことをどうやって調べたのか、また、そもそもそれが法的に問題ないのか分かりませんが、少なくとも内部の人間にこの銘柄を売りと判断していることは、今後の株価の成長にとってはあまりよろしくないですね。
念のため頭にいれておきます。

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