「エヌビディア (NVDA)」銘柄分析|ビジネスモデル、財務状況、アナリスト予測について解説します!(2021年第1四半期版)

米国株投資

はじめに

Nvidiaの最新分析記事を上げましたので、下記URLからアクセスください♪

こんにちは、副業米国株投資家のMoiです。
このページでは今最も話題の銘柄と言っても過言ではない、エヌビディア (NVDA)の銘柄分析をしたいと思います。
銘柄分析を行うことで、その銘柄の株価がなぜ上昇しているのかを解き明かしたいと思います。

ちなみに、これまでに私が行ってきた銘柄分析の記事は下のリンクのページに一覧としてまとめております。

企業分析結果一覧

企業概要

NVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーであり、半導体の中でも特にGPUを汎用計算用途に拡張したGPGPUの設計に特化している。一般向けにはパソコンに搭載されるGeForceやワークステーションに搭載されるQuadro等のGPUが有名であり、実際2000年代前半まではGPU開発を事実上の専業としていたが、CUDAの発表以降はコアビジネス、開発リソースはTeslaやTegra等のGPGPU、SoCに移行している。

Wikipedia

GPU? GPGPU? GeForce? Quadro? CUDA? SoC?
はい、分からないことばかりですね。(笑)
大丈夫です。私もこの記事を作る前は同じような状態でした。GPUってグラフィック関連の部品だよね?くらいでした。(笑)
この記事を読めば、素人の方でも半導体に少し詳しくなれるように書きましたので、一緒に勉強していきましょう!
ちなみに半導体の動作原理等、工学的なお話はここではしません。あくまで、こんな役割を担ってるんだなー、というレベルのお話にとどめておきます。
まずは、上記の謎の単語達を分類する必要があります。
1つは半導体業界で一般に使われている専門用語、もう1つはエヌビディアの製品名です。この2つに分けてそれぞれ開設していきます。
それでは行ってみましょう!

もし、この辺の情報に詳しい方は読み飛ばしていただき、決算発表の情報まで飛んでください。

半導体関連用語

以下、独学ですが、半導体関連用語について簡単に説明したいと思います。
専門家ではないため、より詳細な内容が知りたい方には物足りないかもしれません。

GPU

GPUはGraphics Processing Unitsの略で、画像処理に特化した半導体部品でパソコンやゲームでは非常に重要な部品であることをここでは理解できてれば大丈夫です。

GPGPU

GPGPUの説明にGPUについて補足すると、GPUは画像処理向けの半導体製品ですが、画像処理しかできないシステム化というとそうではありません。GPGPUとはGeneral-Purpose Computing on Graphics Processing Unitsの略ですが、このGeneral-Purpose Computingというのは一般的な目的の計算との略で、本来画像処理向けに生み出されたGPUを画像処理以外の処理に使用したGPUをGPGPUと呼ばれています。

GPUは画像処理を目的としている特性上、通常の数値演算を行う半導体製品よりも大容量なデータを処理することに優位性があります。
この特性を生かし、ビッグデータを用いる計算向けのPC等に搭載されています。そのような計算をHPC(High Performance Computing)と言われております。

SoC

SoCとはSystem on a Chipの略で、様々な機能を持つ電子部品を1つのチップ上に載せ、そのチップ単体で特定の機能を実現できるようにする設計手法を意味したり、その手法によって作られたチップのこと意味します。
このメリットは省スペース化にあります。それぞれ個別の部品をくみ上げた後に組み合わせるより、組み合わせることが決まっているものは可能な限り同じ基板上に載せてしまった方が省スペース化できますよね。これはスマートフォン等の小型の電子機器で重要です。

Wikipediaの説明ではイマイチ分かり辛かったので、上記の記事の説明を抜粋させていただきました。

製品情報

どちらの商品も同じGPUの役割を持つ製品のようです。
ここではざっくりとした違いだけ説明いたします。

  • GeForceは3Dゲームに特化したGPU
  • QuadroはCADや動画編集、画像編集用ソフト向けのGPU
  • CUDAはGPGPUで、グラフィック用途以外の処理向け

技術的な違いは判りませんが、それぞれのGPUの使われ方で商品が異なるようです。
ここでは、使われる用途で提供されているGPUが違うんだという認識で大丈夫です。

決算情報

さて、前置きがとんでも長くなりましたが、いよいよ本題に入っていきましょう!(半導体解説サイトではないですからね?(笑)
エヌビディアの決算発表はこちらのページから確認できます。
ちなみにエヌビディアの決算では21年度決算はFY22(会計年度22年)となっており、我々の使っている年度とは1年ずれていることに注意しましょう。

売上高と粗利益率

引用:エヌビディア

上の図は、四半期毎の売上高(Revenue)と粗利益率(GM: Gross Marginの略)の推移を表したグラフです。
ちなみにNon-GAAPのGAAPとは米国会計基準を意味しており、Non-GAAPということは米国会計基準とはことなる基準で算出した値ということになります。
Non-GAAPとはGAAPの値から一時的な損益を差し引いたものと言われていますが、その一時的な損益とは?という所に踏み込むと、本記事の趣旨から離れるため、割愛させていただきます。
さて、上のグラフの内容に戻りますと、売上高は四半期ごとに順調に増加していることが分かりますね。
かつ、粗利益率もおおむね65%で推移しており、これは利益も順調に増加していることを意味しております。
ちなみに粗利益は売上高から売上原価を差し引いた値のことで、この値が大きいほど、同社の販売する製品が高付加価値であると言えます。

前年同期比、前期比との詳細比較

引用:エヌビディア

上の図は詳細な決算内容をGAAP, Non-GAAPそれぞれの基準で算出したものをまとめた表です。
Operating Incomeは営業利益、Net Incomeは純利益、Diluted EPSは希薄化後の1株当たりの利益、Cash Flow from Opsは営業活動によるキャッシュフローのことです。
希薄化後の1株当たりの利益の希薄化後が意味するのは、ストックオプションや転換社債型新株予約権付社債等のような将来株式を取得できる権利のあるものの総称である、潜在株式と呼ばれるものの株式数を考慮した上でのEPSを意味しております。
よく分からないという方はここは読み飛ばしても大丈夫です。
営業活動によるキャッシュフローとは材料の調達による支出や商品の販売による収入等の本業における営業活動のお金の流れを表した値です。
プラスであれば、支出より収入が多く、マイナスであれば支出が収入を上回ることを意味します。
また、Y/Yの項目は前年同期の決算と比べた際の成長率、Q/Qは全四半期の比較したそれです。
bpsとは0.01%を1としたもので、+100bpsの場合1%分の変動があったことを意味します。
この表ではY/Y, Q/Qどちらで見ても純利益やEPSが大きく成長していることが読み取れますね。

事業別売上高

続いて事業別の売上高についても資料で触れているので、中身を見てきましょう。

ゲーミング部門

引用:エヌビディア

上の図はゲーミング部門の四半期毎の売上高の推移を表したグラフです。
前年同期比106%成長、前期比11%成長となっており、順調な増加傾向が続いていますね。前年同期比はコロナで一時的に落ち込んだ影響があるので、今後は10%程度の成長が継続できるかが見どころとなりそうです。
ちなみにゲーミング部門はゲーミング用ノートPCの売上が好調で、需要が好調な理由として、ビットコイン等の暗号資産のマイニング用にこれらのPCが売れているのではないかとのコメントがありました。
また、製品在庫が品薄な状態であり、この状況は21年後半も継続する見通しとのことです。これは半導体関連製品の需要が今後もひっ迫することを意味しているので、基本的には売上にとってプラスになるのではと考えられます。

データセンター

引用:エヌビディア

データセンター部門の売り上げも順調な増加が続いております。
データセンター需要は社内データをクラウド管理するための大口顧客からの受注が主要因となっているとのことです。

アナリスト予測

続いて将来的な収益性や株価の推移について、アナリストがどのような予測を立てているかを紹介いたします。
現在私が利用しているのは、WALLSTREETZENというサイトで、英語サイトしかありませんが、無料とは思えないほど、個別銘柄に対する詳細な分析データを見ることができます。
ちなみにこのサイトではゴールドマンサックス、JPモルガン、モルガンスタンレー、バンクオブアメリカ等、名だたる金融機関のアナリストの予測を元にした情報を提供しております。

もし英語のサイトに抵抗がないようでしたら、ご自身でこのサイトに訪問し、詳細なデータを確認することをおススメします。(案件でも何でもないので、私には1円も入りませんが 笑)
英語サイトに抵抗があるよという方のために、このページでポイントとなりそうな項目を抜粋してご紹介させていただきます。

ROE予測

引用元: WALLSTREETZEN

上の図はROE:自己資本利益率と呼ばれているもので、企業の利益を自己資本(総資産から金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額を差し引いた金額)で割った値です。
これは株主が出資した投資額から、どれだけ効率良く利益を生み出しているかを判断する際に目安となる指標です。(自己資本には他の資産も含まれるので、厳密には一致しませんが)
青い線がエヌビディアの値、黄色い線が半導体業界の平均、水色の線が市場平均を表しています。
これを見るとエヌビディアのROEはおおむね市場平均と同じ水準ですね。
半導体業界平均は22年は高いROEになっておりますが、23年には急減少しているのが分かります。24年以降の予測はありませんが、半導体業界は長期的には事業拡大が鈍化する可能性がありますね。(短期的な成長が大きすぎるだけかもしれませんが)

売上高予測

引用元: WALLSTREETZEN

上の図は将来の売上高の予測推移になります。
一番上の点線が最も楽観的な予測、一番下の点線が悲観的な予測、真ん中がアナリストの平均的な予測になります。
これを見ると、あまり予測のバラツキはなく、継続して成長する見込みが高いようです。
ただし、WALLSTREETZENのコメントでは、市場全体の成長率も同程度で、エヌビディアの成長率が優れていいるわけではないとのことです。

EPS予測

引用元: WALLSTREETZEN

上のグラフはこの先2年のEPS(一株当たりの利益)の予測推移です。
こちらも売上高と同じような水準で成長していることが分かります。

株価予測

引用元: WALLSTREETZEN

続いてアナリストによる株価予測のグラフを見ていきましょう。上のグラフは各アナリストが12か月後の株価予測を行ったものです。
上のグラフを見てみると、株価予測に大きなバラつきがあることが気になります。
特に、悲観的なアナリストは-46%の予測をしています。これは半導体需要が大きく落ち込むと予測しているのではないかと思いますが、そうすると、半導体業界全体で大きな下落を伴う可能性もありますので、注意が必要ですね。

エヌビディアは買いなの?

引用元: WALLSTREETZEN

上の図は、今その株が買いなのか?売りなのか?示したインジケーターのようなものだと思ってください。
このサイトの親切な所は、Strong Buy(強く買い)からStrong Sell(強く売り)までの5段階評価のうち、各評価に何人のアナリストが票を入れているかが分かる点です。
これを見ると、57.14%のアナリストがStrong Buy(強い買い)、35.71%のアナリストがBuy(買い)という評価をしております。すなわち、9割を超えるアナリストがエヌビディアは買いだと判断しているようです。
ただし、株価予測のグラフでは、将来の株価の伸びはあまり期待できないようなものになっていたので、判断が難しいところです。

気になるニュース

続いては最新の動向を掴むためにいくつかのニュース記事を見ていきたいと思います。
個人的な感想ですが、ロイターのページがニュースを辿りやすく、重宝しています。

仮想通貨向け半導体の売り上げが今後大きく伸びる見込み(21/5/27)

エヌビディアによると、こうした仮想通貨に特化した半導体の売り上げは第1・四半期に1億5500万ドルだった。仮想通貨マイナー(採掘者)は規模がはるかに大きな自社のゲーム機向け半導体セグメントも押し上げたが、どの程度かは不明だという。仮想通貨に特化した半導体の売り上げは第2・四半期に4億ドルに達する見込みとした。

ロイター

インテルに真っ向勝負を仕掛ける(21/04/13)

米半導体大手エヌビディアは12日、サーバー向け中央演算処理装置(CPU)の製造に乗り出す計画を発表した。エヌビディアがソフトバンクグループから買収することで合意している英アームの技術を利用し、この分野でインテルに真っ向から勝負を挑む。

ロイター

技術的な競争力は分かりませんが、買った方の株価は上昇し、負けた方の株価が下落することは明らかですね。
エヌビディアはアームを買収してまでインテルに勝負を仕掛けているので、負けた場合のダメージは計り知れないですね。
インテルも世界トップクラスの大企業ですので、これは将来的なリスクとして頭に入れておいた方がいいと思います。

中国のハイテク企業は半導体の自社開発を進めている(21/03/17)

中国政府がクアルコムやエヌビディアといった外国企業への半導体依存脱却を目指す中で、国内大手ハイテク企業はそれぞれ内製化の取り組みを進めている。背景には、米国から制裁を科された通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が半導体などの精密部品調達が困難となり、スマートフォン生産に支障を来したことがある。

ロイター

政治的な要因により、中国は脱米国半導体の取り組みを進めています。
中国にとっても半導体は非常に重要な産業ですので、将来的にエヌビディアが中国市場のシェアを失う可能性は高いと思います。
仮に中国で作られた半導体がエヌビディアの製品に大きく劣るとしても、中国政府は国内で開発された半導体を使用するように各企業に命令を出すでしょう。
これも潜在するリスクとしてはかなり大きいのではないかと思います。

株価チャート

まとめ

以上、エヌビディアの銘柄分析でした。まとめると、

  • 高い収益性があり、業界トップを走る強い企業。ビットコインのマイニング向け需要等、今後も成長が見込まれる。
  • 将来的にも継続した成長が見込めるが、そのペースは市場平均と同程度とアナリストは予測している。
  • アーム買収により、インテルに真っ向勝負を仕掛けることや、中国が半導体の自国開発、生産を計画しており、今後中国市場から締め出される可能性がある。

といった所でしょうか。


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