【重要】経済指標の一覧とその解説ー複合的指標編

米国株投資

はじめに

このページでは投資戦略を立てる上で重要な経済指標について理解を深めることができるページです。
それぞれの経済指標の意味する所だけでなく、それらの指標をどこで確認できるかまで解説したします。
ちなみにこのページの解説では下の書籍を参考にさせていただいております。

ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール

また、多数の指数を解説するため、複数のページに分けて解説をさせていただきます。
その他のページも随時作成しますので、もう少々お待ちください。

ページの構成は書籍の構成に合わせております。
そしてこのページでは複合的指標の見方を解説します。
多くの経済指標は、GDPの構成要素(個人消費、投資支出、政府支出、貿易収支)の1つではなく、複数の要素にまたがるものとなっています。
経済が複雑に絡み合ったものである以上、それを観測するためのデータにも複合的にならざるを得ません。
これから紹介する指標は、そのように密接に繋がり合った経済の姿を映し出すものとなっています。

ベージュブック(地区連銀経済報告)

ベージュブックとは、連邦準備制度理事会(FRB)が発表している経済報告書のことです。
ベージュブックの由来は、報告書の表紙の色がベージュだからです。

この報告書は米国を12の地区に分割し、それぞれの地区の状況をレポートする形になっています。
加えて、米国全土を対象とした総括がまとめられています。
このベージュブックは金融政策決定会合である連邦公開市場委員会(FOMC)の議論のたたき台ともなるため、政策決定に関わる人達の経済に対する見解を読み取るのに役立ちます。
また、発表のタイミングが早いため、今後の政策を予想する上で重要な指標となります。
特に注目すべきなのが、金利の引き上げや引き下げに関わる記述です。

ベージュブックについては、FRBの公式ページから確認することができます。

投資戦略

景気が悪化のサインがあれば債券を買い、上向きのサインがあれば債券を売る。
ベージュブックが景気の減速や低迷を示している時にはFRBが金利の引き下げを行う可能性が出てきます。
金利が下がると、債券価格は上がるので、債券を購入する良いチャンスになります。
逆にベージュブックが景気回復を示している場合、金利の引き上げが予測されます。
金利が高くなると債券価格が下がるので、このような時には債券を避けるのが賢明です。

FF金利

米国の中央銀行にあたる、連邦準備制度理事会(FRB)は景気のコントロールのために、FF金利(フェデラル・ファンド・金利)を用います。
FF金利とは、銀行同士が短期でお金の貸し借りをする際に適用される金利のことです。
FRBがFF金利を引き上げれば景気は減速し、引き下げれば景気は加速します。
FRBは定期的に金融政策のための連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、そこで金利の目標値を決定します。
FF金利が重要なのは、他の様々な金利に直接影響するためです。
住宅ローン金利、クレジットカードの利率、銀行預金の利息等にも影響します。
FF金利が上がると、ローンやクレジットカードの債務にかかるコストが増えてきます。
すると人々が商品やサービスを買うのに使えるお金が減ってくるため、景気が減速してしまいます。

FF金利はTRADINGECONOMICSのこちらのページで確認することができます。

投資戦略

FF金利が上昇(下落)したら製造業等の景気敏感株を売り(買い)、景気に左右されにくい業界の株を買う(売る)

FF金利は投資をする上で非常に注目度の高い指標です。
株や債券の価格は、金利の影響を受けて変動します。FF金利が低い時には、債券価格や株価が上昇する傾向にあります。
金利が下がるということは、お金を借りるコストが安くなり、その分企業は利益を確保することができます。
そのため、失業率や製造業の業績が悪化している時は債券や株の価格はむしろ高くなることもあります。
これはFF金利の引き下げ、あるいは少なくとも据え置きされるだろうという期待が強まるためです。

マネーサプライ(M2)

マネーサプライ(M2)とはお金の供給量のことです。
世の中全体に、現在どれだけのお金があるのかを示す指標です。
ただし、国全体のお金の量を把握するのは簡単ではありませんし、マネー(お金)という言葉も曖昧なことも起因しています。
そのため複数の異なる基準によるマネーサプライの計り方が導入されています。
マネーサプライにはM0からM3まであり、M0は非常に狭い定義、M3は非常に広い定義でのマネーを指しています。
M2はそこそこ広いマネー供給量を図る基準で、紙幣や硬貨のほかに、当座預金や普通預金が含まれます。
FRBはこのM2の大きさをある程度コントロールすることができます。
FRBが国債や類似の金融商品を買ったり売ったりすることで、FRBが世の中で流通するお金の量を調整することができるためです。
景気を促進したい時、FRBは意図的にM2を増やし、逆に抑制したい時にはM2の量を減らそうとします。
M2についてはTRADINGECONOMICSのこちらのページで確認することができます。

投資戦略

M2の伸びが大きい時は景気連動制の高い株を買い、M2の伸びが鈍化している時は現金保有比率を上げる

基本的な見方としては、M2の伸び率が高いときは景気が拡大し、伸び率が低い時は景気が縮小します。


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